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力を抜いて、自分らしく、好きなことをして暮らしたいなと思います。私の好きなことを中心に、日々のことを綴っていきたいと思います。


by coolbeansday
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マソウ師WS

マイソール8で行われたマソウ師のWSに通訳として参加。
内容はマイソール8のブログでどうぞ。

久々の通訳で結構緊張した。
あの当日が近づいてくる緊張感、そして前日あたりからあせり始める。
毎度のことなんだけど、ヨガの通訳(に関してだけなのかは不明)って事前資料がないことが多い。というか9割以上はない。
何をするのかは、普通にWSに申し込む人たちと同じ情報しかない。
だから、何を話すのかな~と思いながら、スートラ読んでみたり、前の資料を見てみたり、解剖学の本見てみたり(骨の名前とか英語でなんていうか知らないと、訳せない)・・・
いろいろするんだけど、結局十分、準備万端と思えたことは一度もない。(一度もないといってもそれほど、通訳の経験があるわけではないけれど)
もう、実力テスト始まる前の生徒の気分。あれが出たら答えられない、あれってなんていうんだっけ?そんな感じで結構パニック状態。
最後によく使う骨の名前を確認して、ヨガで出てくる感情表現を確認して、悪あがきすることをあきらめる。
会場に着く頃は「もうどうあがいても遅い。引き受けたということは、きっと出来る。出来なかったら、それはそれで何かを学ぶ機会を与えられたんだ。」と、自分に言い聞かせ、心を落ち着かせる。
教室に入って、先生が来てしまえば、うわついたというか、焦燥感漂う緊張はどこかへいってしまう。心地よい緊張感だけが残り、あとは先生の言葉をみんなに出来る限り伝えることに集中する。このとき、私が考えていることは、いかに先生の言いたいことをみんなに伝えるか。伝えたいという一心しかない。そして、先生の言葉を邪魔しないように、自然と先生の呼吸に合わせていると思う。そんな状態で調子が上がってくると、言葉が降ってくるような、本当に私の脳みそがやっているんだろうかと思えるときがある。それくらいスムーズに言葉が出てきたりする。そうなると時間も忘れているし、「気持ちいい」という感情が顔を出す。

いつもそうやって通訳が出来るといいんだけど、今回は少し止まってしまった。
どうしてかというと、その英語自体の意味は理解できるけど、日本語が出てこない><という状態になってしまった。
witness・・・知ってるけど、日本語が出てこなかった。
torture・・・これも聞いたことあるし、何を表しているかわかるけど、的確な日本語が出てこなかった。
どっちも先生に違う言い方をしてもらって、助けてもらった。

ヨガのWSではみんなが一体になる。そうしようと先生はしていると思う。だから、決して私が出来ないことを責めたりしない。助けてくれる。そして参加者のみんなも温かい目で見守ってくれる。
これが企業とかでの通訳だったらそんなわけにいかないだろうと思う。責められるのは通訳者。プロなのに出来ない、通訳者の責任。
そう考えると、私はビジネス社会での通訳は出来ないと思うし、したいとは思わないな。もちろん、技量も足らないけどね。

いつも、通訳する前日と当日の始まる前は引き受けたことに対して後悔の念でいっぱいだけど、終わった後はすがすがしい。終わったーっていう達成感と開放感が心地いい。
この気持ちが最後に残っているから、前日に憂鬱だった気持ちをすっかり忘れて、次のときも引き受けてしまう。。。
by coolbeansday | 2008-02-17 23:34 | Yoga