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力を抜いて、自分らしく、好きなことをして暮らしたいなと思います。私の好きなことを中心に、日々のことを綴っていきたいと思います。


by coolbeansday
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食べ物とエネルギー

祖父の病院食を見たとき驚いた。
カロリーメイトゼリーが食事の一部として出されていた。
カロリーメイト・・・
確かに栄養が計算されて入っているんだろうけれど、味気ない。
これで本当に健康になれると本気で思っているのかな。

ご飯もおかずもあんまりおいしそうじゃない。
祖父に「おいしい?」って聞いたら、「う~ん、まぁ仕方ない。出されたものは食べやんと」と言って、一応食べていた。
白いご飯もなんだかパサパサしていておいしそうじゃないなぁと思っていたら、祖父が「これにはビタミンとかいろいろ栄養が入れられてる」と言っていた。

足りない栄養を白米に添加するなんて・・・。
そうやって栄養を足して、本当に体のためになるんだろうか・・・
人は計算されたロボットじゃないよ。
みんな同じなわけじゃないよ。
だって、同じカロリーをとって、太る人、変わらない人いるでしょ。



食事って体の栄養のために取ることはもちろんだけれど、心の栄養も取るものだと思う。
いくらおいしいものを外で食べていても、飽きる。
そのとき何が食べたいかというと、母の作ったご飯であったり、奥様の作ったご飯。
とにかく、誰かがその人のために作ったご飯。愛情の入ったご飯が食べたくなる。

ヨガとマクロビをはじめて、特に敏感になった。
少し前に、久々にファミレスに行く機会があった。すご~くおなかがすいていて、みんなと一緒にご飯を注文した。食べたけれど、全然満たされなかった。おなかはね、いっぱいなの。でも何かが足りない。食べたりないような、でもおなかいっぱいだし。そんな感じ。
それは人の気持ちがこもった食べ物じゃないから。

この前、祖父の病院に祖母と行くときに、祖母と妹の分を作って持っていった。
朝、思いついて作ったのでおにぎりとひじきのサラダ(久々に作ったよ。私の十八番料理♪)を持って行った。
おにぎりはね、初女さん流の。
おにぎりは一人2つずつ。二人はおいしいおいしいって食べてくれた。
祖母は特に喜んでくれた。いつもご飯は買って来てたみたい。それに叔母と一緒のとき、叔母は自分の分しかおにぎりを作ってこないんだって。だから、私が祖母の分も作っていったことがよっぽどうれしかったらしい。
そして、二人口をそろえて、「これだけで、おなかいっぱいになるね」って。
私は心の中で、「そりゃそうでしょう。二人のことを思って、おいしくなあれって気持ちを込めて、お米をかして(「といで」が標準語だね。三重弁はお米を「かす」)、おにぎりを握ったんだから。その辺で売っているおにぎりとは愛情度合いが違うよ」と一人誇らしげに思っていた。
祖母は、病院のご飯をがんばって食べた(といっても看護師さんにカロリーメイトを飲ませられて、少しおかゆとおかずを食べただけだけど)祖父に「これ、mimiが作ってきたん。おいしいよ。」と言って食べさせていた。祖父も一生懸命食べてくれた。(もう、すでにご飯がおかゆになっている祖父にとって、おにぎりにしたご飯を食べるのは大変だと思う。)次回はりんごの葛煮を持って行くよ、おじいちゃん。

やっぱり人の思いがこもったご飯はいくら理論上は栄養が足りなくても、人を満たしていくし、元気にすると思う。
そして、食べる人のことを思い、手間をかけて作るのがマクロビオティックの料理。だから、マクロビオティックの料理法で作られたご飯で癒されていく人が多いんだと思う。
マクロビのご飯って、ほっとするし、いつもより量が少なくて満足する。食べたあと、ほんわかやさしくなれる。それは作った人がそういう気持ちで作っているから。
人は食べ物から出来ている、とつくづく思う。
心と体が満たされるご飯食べてますか?
by coolbeansday | 2008-06-13 23:13 | マクロビ